第1作目発売(1999年)から18年、前作から7年半ぶりの新作ですが、なぜ今、このタイミングでの新作なのでしょうか? たまたま今回、開発環境が整ったのですが、本来であればもう少し早めに出したかったところです。 残念ながら昨今のゲームソフトの市況では、続編とはいえなかなか厳しくなって来ていました。 しかもこのシリーズはすでに初期のユーザーの方々もだいぶ年齢を重ねてアラフォー(笑)ぐらいになってしまいまして、みなさん、ゲームから卒業しちゃってるのでは? とも思っていました。 ですので、新規ユーザー獲得には何らかの施策が必要だろうと思いましたが、むしろ原点に帰ってメモリーズオフらしさを訴求していこうとなりました。 今回はゲストという形で多くのキャラクターが登場するのは、どのような理由からでしょうか? 基本的にメモオフシリーズは作品毎に年月も経過し、物語が独立していて、どこからでも楽しめるようにしています。 稲穂信を除けば、あまり過去作品のキャラクターが登場しておりませんでしたが、今作でもそれは踏襲しながら、やはり最後ということで、かつてプレイしていただいたユーザーさんにもきっちりと、その後も続いている彼女たちの息遣いを感じて楽しんで頂こうかなと思いまして、集大成的な感じになりました。 メモリーズオフシリーズを作るにあたって大切にしてきた想いはなんですか? 実は一作ごとに毎回変わるんですよ。 初期の頃から「恋愛の切なさ」をテーマにしていたのですが、途中から変化球も多くなって来ました。 そして、今作においてはライトな部分とヘビィな部分とのコントラストに重点を置いています。 今までで一番ヘビィかもしれませんね。 数多くのアドベンチャーゲーム制作に携わってきたご自身の中でメモリーズオフシリーズはどのようなものでしょうか? すでに18年経っていますから、仕事の中の大部分を占めています。何と言いますか仕事人生そのものですね。 このおかげで恋愛小説を読みすぎて、ここ数年は小説を一切読まなくなりました。1作あたりに恋愛エピソードが5、6本詰まってますから、40以上の恋愛話を作ってきたことになります。もうお腹いっぱいに近いですね。 ファンの方へメッセージをお願いします。 今回のメモオフは非常に難産でした。多分企画から4年以上経っていると思いますが、ようやく完成にこぎつけたといったところです。 できるだけ新規のユーザーさんにプレイして頂きたいのですが、恋愛ADV自体が斜陽を迎えている気がして、当時ほど多くの人にプレイして頂けるとはかぎりません。それでも8作目まで出せたことには誇りを持っています。 もしプレイしてみて何かを感じて頂けたら積極的に発信して、日本ならではのこのカルチャーを絶やさないよう切に望みます。
たまたま今回、開発環境が整ったのですが、本来であればもう少し早めに出したかったところです。
残念ながら昨今のゲームソフトの市況では、続編とはいえなかなか厳しくなって来ていました。
しかもこのシリーズはすでに初期のユーザーの方々もだいぶ年齢を重ねてアラフォー(笑)ぐらいになってしまいまして、みなさん、ゲームから卒業しちゃってるのでは? とも思っていました。
ですので、新規ユーザー獲得には何らかの施策が必要だろうと思いましたが、むしろ原点に帰ってメモリーズオフらしさを訴求していこうとなりました。
基本的にメモオフシリーズは作品毎に年月も経過し、物語が独立していて、どこからでも楽しめるようにしています。
稲穂信を除けば、あまり過去作品のキャラクターが登場しておりませんでしたが、今作でもそれは踏襲しながら、やはり最後ということで、かつてプレイしていただいたユーザーさんにもきっちりと、その後も続いている彼女たちの息遣いを感じて楽しんで頂こうかなと思いまして、集大成的な感じになりました。
実は一作ごとに毎回変わるんですよ。
初期の頃から「恋愛の切なさ」をテーマにしていたのですが、途中から変化球も多くなって来ました。
そして、今作においてはライトな部分とヘビィな部分とのコントラストに重点を置いています。
今までで一番ヘビィかもしれませんね。
すでに18年経っていますから、仕事の中の大部分を占めています。何と言いますか仕事人生そのものですね。
このおかげで恋愛小説を読みすぎて、ここ数年は小説を一切読まなくなりました。1作あたりに恋愛エピソードが5、6本詰まってますから、40以上の恋愛話を作ってきたことになります。もうお腹いっぱいに近いですね。
今回のメモオフは非常に難産でした。多分企画から4年以上経っていると思いますが、ようやく完成にこぎつけたといったところです。
できるだけ新規のユーザーさんにプレイして頂きたいのですが、恋愛ADV自体が斜陽を迎えている気がして、当時ほど多くの人にプレイして頂けるとはかぎりません。それでも8作目まで出せたことには誇りを持っています。
もしプレイしてみて何かを感じて頂けたら積極的に発信して、日本ならではのこのカルチャーを絶やさないよう切に望みます。