電撃G’sマガジン 1999年11月号掲載特集記事を見る(PDF形式) 企画の経緯について それまでPC用美少女ゲームの移植を主力としていたKIDが、オリジナルのいわゆるギャルゲーで勝負するきっかけになった作品ですね。 当時、KIDが移植したタイトルの中には、切ない物語が話題を呼んだ、Tacticsさんの『ONE~輝く季節へ~』(移植タイトルは『輝く季節へ』)もありましたが、それでも全体的な傾向としては、ちょっとエッチな明るい作風のものが多かった時代です。 それで……というわけでもありませんが、本作はいわゆるファンタジー的な要素がない、切ない物語で勝負しようというコンセプトとなりました。 物語の舞台について 作品の舞台は、本作を遊んでくれたみなさんが「行ってみたいと思える」ような場所で、かつ、「多くの方が気軽に行ける」場所にしたいと思っていまして、そうして湘南、鎌倉という舞台が選ばれました。 僕らも気軽にロケハンに行けますし、使おうと思えば海と山の両方が使えるというのも大きかったですね。 スタッフィングについて プロデューサーの市川が「キャラクターデザインにイラストレーターを起用したい」と考えており、当時ささきむつみさんのホームページでその絵に惚れ込んでオファーさせていただいたと聞いています。 本作の発売5か月前から電撃G’sマガジンさんで誌上企画「HAPPY★LESSON」が始まったのも、本作には追い風だったかもしれませんね。 キャスティングについて 一部のヒロイン以外は、オーディションを行ってキャストを決定しました。 しかも本作は、テープではなくスタジオオーディションを行っています。 これは今日ですら、美少女ゲームとしてはなかなかめずらしいのではないでしょうか。 余談ですが、稲穂信役の間島淳司さんは本作がデビュー作でもあるということで、ご縁を感じますね。 移植元作品のファンからKIDのファンへ 先ほども申しましたが、本作を出すまでのKIDはPC美少女ゲームの移植作が主力で、それは言ってしまえば「移植元の作品のファン」のみなさんに支えていただいている、ということでもありました。 ですが、本作がヒットしたおかげもあって「KIDのファン」を大勢生み出せたのではないかなと思っています。 おかげさまで、KIDが大きく羽ばたくきっかけとなりました。
企画の経緯について
それまでPC用美少女ゲームの移植を主力としていたKIDが、オリジナルのいわゆるギャルゲーで勝負するきっかけになった作品ですね。
当時、KIDが移植したタイトルの中には、切ない物語が話題を呼んだ、Tacticsさんの『ONE~輝く季節へ~』(移植タイトルは『輝く季節へ』)もありましたが、それでも全体的な傾向としては、ちょっとエッチな明るい作風のものが多かった時代です。
それで……というわけでもありませんが、本作はいわゆるファンタジー的な要素がない、切ない物語で勝負しようというコンセプトとなりました。
物語の舞台について
作品の舞台は、本作を遊んでくれたみなさんが「行ってみたいと思える」ような場所で、かつ、「多くの方が気軽に行ける」場所にしたいと思っていまして、そうして湘南、鎌倉という舞台が選ばれました。
僕らも気軽にロケハンに行けますし、使おうと思えば海と山の両方が使えるというのも大きかったですね。
スタッフィングについて
プロデューサーの市川が「キャラクターデザインにイラストレーターを起用したい」と考えており、当時ささきむつみさんのホームページでその絵に惚れ込んでオファーさせていただいたと聞いています。
本作の発売5か月前から電撃G’sマガジンさんで誌上企画「HAPPY★LESSON」が始まったのも、本作には追い風だったかもしれませんね。
キャスティングについて
一部のヒロイン以外は、オーディションを行ってキャストを決定しました。
しかも本作は、テープではなくスタジオオーディションを行っています。
これは今日ですら、美少女ゲームとしてはなかなかめずらしいのではないでしょうか。
余談ですが、稲穂信役の間島淳司さんは本作がデビュー作でもあるということで、ご縁を感じますね。
移植元作品のファンからKIDのファンへ
先ほども申しましたが、本作を出すまでのKIDはPC美少女ゲームの移植作が主力で、それは言ってしまえば「移植元の作品のファン」のみなさんに支えていただいている、ということでもありました。
ですが、本作がヒットしたおかげもあって「KIDのファン」を大勢生み出せたのではないかなと思っています。
おかげさまで、KIDが大きく羽ばたくきっかけとなりました。